シュークリームの『シュー』はフランス語で「キャベツ」という意味なの知ってた?
焼き上がったシュー生地の形がキャベツの葉に似ていることから『シュークリーム』と呼ばれるようになったんだって。
こんな風に、物の名前の由来には形だったり、作られた場所・人の名前だったり、文化だったりが関係しているんだよ。今回は『パン』にしぼって、見た目の形から名前がついたパンの種類を17個紹介するよ!
クロワッサン (フランス語)
「クロワッサン」はフランス語で「三日月」の意味。
パンの形が三日月のようであることからこの名前が付けられました。
バゲット (フランス語)
「バゲット」はフランス語で「細長い棒」や「杖」の意味を持つ言葉。
細長い形状からその名前がついています。
ドーナツ (英語)
「ドーナツ」の名前は、英語で「ドゥ」(穴)と「ナッツ」(丸いもの)を組み合わせたもの。
中央に穴が開いた丸い形が由来です。
クグロフ (フランス語、ドイツ語)
「クグロフ」はドイツ語やフランス語で使われる名前で、パンの形が丸く、中央に穴が開いていることに由来しています。特にドーム型の形が特徴です。
ピタパン (ギリシャ語/アラビア語)
「ピタ」はギリシャ語やアラビア語で「平らなもの」を意味し、その平らな円形の形からこの名前が付けられました。
プレッツェル (ドイツ語)
プレッツェルは、ドイツ語で「プレッツェル(Brezel)」は、ラテン語の「bracchium(腕)」に由来していて、『特徴的な結び目』が腕を組んだような形をしていることが名前に反映されています
フォカッチャ (イタリア語)
「フォカッチャ」はイタリア語で「平らなパン」という意味。
パン自体が平らで、オーブンで焼くと軽く膨らんだ形になります。特徴的な平面の形が名前の由来です。
ブリオッシュ (フランス語)
「ブリオッシュ」はフランス語で「発酵させたパン」という意味で、一般的には丸い形が多いですが、リボン状に成形されたものや、花のような形をしたものもあります。
そのふわっとした形状から名前がつけられました。
メロンパン (日本語)
メロンパンは、見た目がメロンの皮に似た形状から名前がついていますが、実際にはメロンの味や中身は関係ありません。表面がクッキー生地で覆われている特徴的な形状からこの名前がついています。
カンパーニュ (フランス語)
「カンパーニュ」はフランス語で「田舎のパン」という意味で、一般的に丸型や楕円形の素朴な形が特徴的です。田舎風のシンプルな形からこの名前が付けられました。
チャパタ (イタリア語)
「チャパタ」はイタリア語で「スリム」や「平たい」を意味し、平べったくて薄い形が特徴です。この形が名前の由来です。
アンパン (日本語)
「アンパン」の名前は、あんこを包んだパンで、形が丸いのが特徴。丸形のパンにあんを詰めるという形が由来です。
ナン (インド、パキスタン、中央アジア)
「ナン」という名前は、ペルシャ語の「パン」に由来しています。形はシンプルな円形で、焼き上げる際には窯の壁に貼り付けて焼くことが多いです。
シュトレン (ドイツ語)
「シュトレン」はドイツのクリスマスの伝統的なパンで、楕円形または棒状の形が特徴です。名前はその形から来ており、元々は十字架のような形を模していたことに由来します。
ホットドッグバン (英語)
ホットドックの名前の由来はいくつか仮説があります。そのうちの2つをご紹介
「犬のように速い」という意味
一部の説では、アメリカでホットドッグを売るために移動販売をしていた人物が、「犬のように速く食べられる」という意味で「ホットドッグ」という名前を付けたとも言われています。
「ドッグ」とソーセージの見た目
また、ソーセージが犬のような細長い形に似ているから、犬(ドッグ)にちなんでその名前がつけられたという説もあります。
ロールパン (英語)
「ロールパン」は、丸いまたは楕円形に丸められた小さなパンです。形がロール(巻いた)状で、一般的に食事のサイドとして出されます。
コッペパン(ドイツ)
「コッペパン」の「コッペ(Kopf)」は、ドイツ語で「頭」や「丸い形」を意味する言葉です。この名前は、パンの形状が丸くて少し膨らんでいることに由来しています。ドイツ語の「コッペ」は、元々「小さな丸いもの」や「小さな頭」を指す言葉で、そこからパンの形に似た名前がつけられました。
まとめ
形に由来する名前のパンは、世界中にたくさんあります。
変わった名前のパンも、ほかの国の言葉で『パン』というシンプルな意味だったり。
調べてみると面白いですね。
もっと変わった由来を見つけたら、追記していきたいと思います。