てるてる坊主は布の色や吊し方によってお願いの意味が変わるのを知っていますか?
地域や伝承によって解釈が異なることもありますが、代表的な意味をご紹介!
小さなお子さまと一緒に作れるてるてる坊主
一緒に作ってお部屋に飾りませんか?
布の色で変わる願いごと
てるてる坊主は晴れを願うだけじゃない!?
実は雨乞いをする時にも、てるてる坊主は作られたんだ。
白色のてるてる坊主
• 一般的なてるてる坊主は白い布で作られます。
• 晴天を願うときに吊します。
• 翌日の運動会や遠足など、晴れてほしいときに作られるのが定番です。
黒色のてるてる坊主
• 黒い布で作ると雨乞いの意味になります。
• 農家の方が作物に雨が欲しいときや、干ばつが続いている際に使われることがあります。
• 黒は「雨雲」を象徴しています。
赤色やピンク色のてるてる坊主
• 赤やピンクは恋愛成就や良縁祈願といった意味を込める場合があります。
• 雨や晴れとは関係なく、お守り代わりに吊されることもあります。
• 地域によっては「晴れを願うけど、穏やかな日和」を望む際に赤を使うこともあります。
吊し方で変わる願いごと
てるてる坊主ができたら、お願い事をしながら飾ってみよう!
てるてる坊主の向きに気をつけてね!
頭を上にして吊す(正位置)
• 通常の吊し方で、晴天を願う意味になります。
• 頭を上にして紐で吊すことで「太陽が出るように」と祈る形です。
頭を下にして吊す(逆さ吊り)
• 頭を下にして吊すと雨乞いの意味になります。
• 「逆さにすることで雨を呼ぶ」という逆さ祈願の風習があります。
• 地域によっては逆さ吊りで「翌日に雨が降らないように」という意味を込める場合もあります。
願いを込める作法やおまじない
てるてる坊主に願いを込める方法のご紹介!
顔は最後に描く
てるてる坊主は願いが叶った後に顔を描くという習慣があります。
願いが叶わなかった場合は顔を描かずに処分するという風習もあります。
顔(目)があるものは、処分する時に気が引けることありませんか?
昔の人は「顔を描く=魂を宿す」と考えていたそうなので、願いが叶ったときだけ顔を描くのは、感謝の気持ちを込める意味合いがあるのかもしれません。
てるてる坊主も願いが叶わなかったときは顔を描かずに処分する風習があるのは、きっと「気持ちを引きずらないように」という意味合いもあるのかもしれませんね。
でも子どもの頃に作ったてるてる坊主って、先に顔を描いてしまうことが多い気がします。願いを込める前から可愛く仕上げたくて、つい目や口を描いちゃってました(笑)。
子どもと楽しんで作る分には、風習や習慣はあまり気にしなくても良いのかもしれませんね。
願いが叶ったらお酒をふるまう
晴れを願って作った場合、翌日晴れたら「ありがとう」の気持ちを込めてお酒をふるまう(かける)風習があります。
子どもと作ろう!てるてる坊主
幼稚園児くらいの小さなお子さまが作る場合は簡単で安全な方法がいいですね。
ここでは、基本的な材料と手順をわかりやすく説明します!
用意するもの
• ティッシュペーパーやハンカチ(布でもOK)
→ 頭と体の部分を作ります。
• 綿やティッシュを丸めたもの
→ 頭の部分になります。
• 輪ゴムまたはヒモ
→ 首の部分をとめます。
• マジックペンやクレヨン
→ 顔を描くための道具です。
• ヒモやリボン(吊すため)
→ 長さは15〜20cmくらいが扱いやすいです。
• (あれば)折り紙やシール
→ 飾りつけ用に使えます。
作り方の手順
❶ 頭を作る
• ティッシュや綿を軽く丸める(ぎゅっと握ると頭が小さくなりすぎるので注意)
• 丸めたものを布やティッシュで包む
❷ 首をとめる
• 頭の下を輪ゴムやヒモでキュッと結ぶ
• 首がしっかり締まると形が崩れにくいです
❸ 顔を描く(願いが叶ってから描いてもOK!)
• 晴れてほしい気持ちを込めてニコニコ笑顔を描くと楽しい
• 「お願いごとが叶ったら顔を描くんだよ〜」と教えるのもいいですね!
❹ ヒモで吊す
• 首のあたりにヒモを結んで吊す部分を作る
• ヒモがなければクリップやテープで吊してもOK
❺ 飾りつけ(お好みで)
• 折り紙やシールで帽子やリボンをつけたり、雨やお日さまを描いた紙と一緒に飾ると華やかに!
コツとポイント
✅ ティッシュで作ると手軽で軽い!
→ 幼児でも扱いやすく、吊しやすいです。
✅ 布で作ると丈夫で長持ち!
→ 濡れても破れにくいので、外に飾る時は布がオススメ。
✅ 顔は最後に描くと特別感が出る!
→ 「願いが叶ったら顔を描こうね」と伝えると、子どもたちもワクワクします。
✅ 雨の日ごっこやお天気遊びと合わせても◎!
→ てるてる坊主を作った後に、「明日は晴れるかな?」とみんなで予想すると楽しいですね!
まとめ
雨の日はお外遊びもできず、子どもたちもどこかヒマそう・・・。
そんな時、おうちで一緒に作ってみてはいかがでしょうか?
子どもが作るてるてる坊主は個性豊かで面白いかもしれませんよ。
わが家では長男(3歳)が幼稚園で作ったてるてる坊主、お洗濯が乾きますようにとずっと室内の物干しざおに吊るされています(苦笑)
先生が作ったであろう形に、長男直筆の顔?かれこれ半年以上、天気関係なくぶら下がっています。可愛くて捨てる事のできない三日月です。
みんなで作って窓辺に飾る。
明日は晴れるといいなぁとお空に向かってお願いするのも、楽しい時間になるかもしれませんよ。