クリスマスには欠かせないケーキ。
そのケーキを作るのに欠かせない食材、‟牛乳”
その牛乳が生産危機に陥っている!!
この記事では、酪農家さんと牛さんの悲鳴をお届けします。
モーやってられん!牛も悲鳴、廃業相次ぎ牛乳がピンチ!
スイーツ作りにも欠かせない「牛乳」が今、危機的状況に陥っている。
離農する酪農家が増えて、全国の酪農家の数が初めて1万戸を下回ったことが明らかになった。
この人たちだけで、国内の乳製品をすべて支えているんです
なぜ離農する酪農家が増えたのか
- 円安が続き、支出の割が合わない。
- 世界情勢の加減で、輸入餌料が高騰
- 家族経営の方が多く、後継ぎがいない
- 近隣からの苦情(フンの匂い等)による土地問題
日本では1980年代から円高が進み、牧草などを育てて国産の飼料を自給するよりも、安い輸入飼料に頼るスタイルが定着
長引く飼料価格の高騰や円安などを背景に酪農家の廃業が相次いでいます。
2023年2月までの1年間には、過去5年間で最も多い21戸が廃業。酪農家は減少の一途で、歯止めがかからない。
「牛乳が余っている中、搾ったら搾っただけ、赤字になる」
乳牛など約130頭を扱う信濃町の酪農家、土屋貴志さん(57)は頭を抱えて語った。
経営が厳しいとはいえ、命ある牛の世話や、1日60頭から1800リットルの搾乳をやめることはできない。
飼料にかかるコストが、わずか1年間で、1500万円も増えたことが要因で、22年、30年以上酪農に携わってきて初めて、運転資金を金融機関から借りた。
酪農家の減少により、この先国産の牛乳が減少すれば、商品の価格にも影響する可能性が高くなる。
国産バターは高級品、パティシエも悲鳴
私たちにとって最も身近な『学校牛乳』は、当面は大丈夫だと思います。
飲用乳、つまり牛乳は液状のため輸送や貯蔵が困難で、かつ鮮度が大事なので国産に優位性があります。現在もそのほとんどが国産で補われています。
しかしバターや生クリームなど、いわゆる国産乳を使った乳製品は、どんどん輸入品に取って代わられるようになると思います
事実、国産バターはもはや高級品だ。
2023年3月に426円(200g当たり)だった平均価格は、2024年9月には518円と、
わずか1年半で約25%値上がりした。
デパートなどでは、ケーキの値段が1ピース1000円を超えることも珍しくなくなってきている。
そもそもバターは1Lの生乳から30gしかできない大変貴重なものです。
それでも高品質な国産品には輸入品より優位性があるので、本当はメーカーも増産したいのですが、副産物としてそこまで需要のない脱脂粉乳も大量に出てしまう。
この処理に困るので、そうもいかないんですね。 すでに業務用バターは昨年から供給制限がかかっていて、パティシエたちからは『もう国産バターは高くて買えない』と悲鳴が上がっています。
クリスマスシーズンでケーキは沢山売れるのに、チョコレートやフルーツなども同時に値上がりしているので、いまお菓子屋さんは本当に大変だと思います
まとめ・お願い
酪農は牛さんの命を預かる重大な仕事。
売れないから生産量を減らせばいい、仕事の量を減らせばいい
でも命が係わる仕事だから、そんなことできない!!
赤字覚悟で一生懸命お世話をしてくれる酪農家さん、本当にありがとうございます。
三日月はコーヒーが大好きで、長男もココアが大好き。牛乳も毎日使います。週で4本は飲んでます。
値段が高くなって出費が・・・。なんてぼやいていたけれど、酪農家さんたちは赤字の中で頑張ってくれている。多少の値上げで文句を言ってごめんなさい。
この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたなら、
お願いです、毎日コップ一杯の牛乳を飲んでください!
多くの人が牛乳を飲み、消費量が上がれば生産量も増やせる。
廃棄してしまう牛乳を減らして、酪農家さんの収入も増える!・・・はず。
頑張れ牛さん、酪農家さん!!
本当に毎日ありがとう!!!
今回も最後までありがとうございました。
みんなでレッツ牛乳!!
三日月