漫画や雑誌を購入する際に目にするであろう『バーコード』
レジでスキャンする時に、なんで2つあるんだろう?
と思ったことはありませんか?
実は絵本や雑誌、漫画にバーコードが2つあるのにはちゃんと理由があるんです。
ここでは、知らなくても良いけれど
知ってると自慢できる?
そんな【バーコードの豆知識】をまとめています。
バーコードが2つある理由
本に印刷されてるバーコードは、たいてい
「ISBNコード(書籍JANコード)」 と
「アドオンコード(2段目の小さいバーコード)」
のセットになっています。
【1つ目】ISBNコード(13桁)
これはその本の「世界共通の識別番号」みたいなもの。
本のタイトル 出版社 本の種類(絵本・漫画・文庫など)
が分かるようになっています。
【2つ目】アドオンコード(5桁)
これは「価格」を表しているバーコード
本体価格(税抜き)+本の種別(雑誌か一般書か)などの情報が入ってるよ。
レジではどっちをスキャンするの?
実は、2つのバーコードをまとめて一気に読み取るように設計されているんです!
なので、レジで「ピッ」ってすると、ISBNと価格情報の両方がちゃんと読み取られて、商品登録&お会計がスムーズにできる仕組みになっています。
片方だけじゃ不完全!
上のバーコード(ISBNや雑誌コード)だけ読み取ると、本の「タイトルや出版社」はわかるけど「価格」はわからない。
下の小さいバーコード(アドオンコード)だけ読み取っても、それだけじゃ何の本かまでは特定できない。価格情報だけで浮いちゃう。
だから、お店のレジのスキャナーは「2つまとめてスキャンする」ことが前提になってるんだ。
「連結されてるように見えるけど、実際は“両方セットで読み取らないとダメ”」って感じなんだ。
「連結バーコード」って呼ばれてる
この2つセットのバーコードは、正式には
「書籍JANコード+アドオン(5桁)」
っていう形式で、まとめて1つの「連結バーコード」って扱いになる。
レジやバーコードリーダーも、この「連結された状態」を読み取れるように作られてるよ!
片方だけスキャンするとどうなる?
例えば、古いバーコードリーダーや、アプリとかでISBNだけ読み取ると…
タイトル情報は出るけど価格が出てこない 在庫管理や販売には使えても、お会計では不便
ってことになる。

無人レジで片方だけ狙ってスキャンしたらエラーになるの?
片方だけを狙ってスキャンすると、基本的にはエラーになるか、正しく読み取れないことが多いんだ。
お店のレジで使うハンディタイプのスキャナー(ピッてやるやつ)は、基本的に「2つのバーコードをまとめて読む」ように設定されてます。
そのため、上のバーコード(ISBNや雑誌コード)だけスキャンした場合は、本の情報(タイトルや出版社など)は読み取れることがあるけど、「価格が不明」ってことでエラーになる可能性があります。
下のバーコード(アドオンコード)だけスキャンした場合は、そもそも何の本か分からないから、「登録されてないコードです」みたいなエラーになることが多い。
お店側(レジ)ではどうしてるの?
実際のお店では、店員さんがわざわざ1個ずつ狙うことはしないで、全体をスッとスキャンするようにしてるよ。
バーコードの位置によってはちょっとコツがいるけど、慣れてる人は一瞬でスキャンが可能。
あと、バーコードリーダー自体が「連結コードを前提に動作するよう設定」されてるから、片方だけ読み取るとエラー音が鳴るようになってたりする。
特に雑誌は注意が必要!
雑誌って「雑誌コード」+「アドオンコード(価格)」になってて、ISBNと違ってその雑誌専用のルールがあるから、必ず2つまとめて読まないと販売できないっていう決まりがあるの。
なんでわざわざ2つに分けるの?
両方とも読み込まないといけないのなら、初めから1つにまとめればいいのでは?
そう思う人も多いと思いますが、実はシステムの都合でどうしても2つに分かれてしまうのです。
1つのバーコードでは情報過多
ISBN(13桁)は「どの本か?」を識別するため
アドオン(5桁)は「いくらか?」を伝えるため
1つのバーコードに全部詰め込むのは難しかったから、目的ごとに分ける必要があった。
まとめ
普段何気なく目にしていた『バーコード』
三日月も息子に言われるまでは、バーコードが2つあることに対して、なんの疑問もありませんでした。子どもの視点っておもしろい。
バーコードってけっこう奥が深いんですね。
スマホのアプリで、バーコードを読み取れるものがあるみたいなので、
子どもたちと一緒に実験してみるのもおもしろいかも?
最後まで読んでいただいてありがとうございました。