フジテレビ朝の情報番組『とくダネ!』などでキャスターとして活躍した小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが、2024年12月9日午後に亡くなりました。
77歳でした。
小倉さんは2016年に膀胱がんを患ったことを公表し、2018年に膀胱全摘手術。
現在もがんで闘病中でした。
小倉さん、最後のお仕事
2024年11月23日に放送された番組『小倉ベース』に出演。都内の自宅でEXILEのHIROらとトークを展開。元気な姿を見せていました。
収録の際のインタビューで、「いつ病気で倒れるかわからない」と話していて、別居しながら“老々介護”をしてくれている妻への感謝の思いを語っていました。
その後、不調を訴え、千葉県柏市内の病院に入院。この日、体調が急変し12月9日に永眠されました。
10日のめざましテレビにて
めざましテレビの冒頭で、伊藤アナは
「今朝のめざましですが、この訃報からお伝えしなくてはなりません…」と沈痛な表情で語り、小倉さん逝去のニュースを報道。
「私は『とくダネ!』でご一緒しまして、実は10月にも小倉さんのお宅にお邪魔をして、結構遅くまで話をして“また遊びに来いよ”と言われたばかりだったので、本当にショックなんですが、このめざましテレビの後に放送していた『とくダネ!』という番組を22年間キャスターとして務められました。“小倉節”のファンの方も多いと思いますが、我々番組内部にいる人間にとっても本当に大きな存在でした。小倉智昭さんの訃報を中心にきょうはお伝えしていくことになります」と語った。
放送回数は最多記録。冒頭のフリートークを定着させた“とくダネ”
1999年4月からフジ「とくダネ!」の総合司会を担当。
小倉さんは司会を引き受けるに当たって「冒頭にフリートークをやらせてほしい」と希望していたそうです。
司会が代わりめざまし8になった今も、冒頭にスポーツや音楽、時事問題などについて持論を述べる時間がありますよね。小倉さんが創ってくれた時間だったんですね。
朝の情報番組はニュースなどのVTRでスタートするのが常識だったが、オープニングトークは徐々に定着。
時に辛辣(しんらつ)な意見を発し抗議を受けることもあったが“物言うキャスター”として活躍した。
当初、横並びの世帯視聴率でライバル局の後塵(こうじん)を拝していた番組は2001年2月に初の平均視聴率月間1位を獲得。
2016年7月28日の放送で4452回目の出演を果たし「同一司会者による全国ネットのニュース情報番組」の放送回数最多記録を更新。
小倉さんが22年間メインキャスターを務めたとくダネ!は2021年3月まで続きました。
まとめ
三日月の中で、ニュース=めざましテレビの軽部さんか、とくダネ!の小倉さんというイメージなので、朝一でニュースを見つけた時はデマを疑いました。それくらいショックなニュースでした。
ご冥福をお祈りします。
長きに渡り、報道会を支えてくださって、ありがとうございました。