郡上八幡の観光中心エリアでは、2026年現在、温泉施設はありません。城下町観光とあわせて足湯や日帰り温泉を利用したい場合は、車で20~30分ほど移動し、大和や白鳥エリアまで足をのばすのが最も効率的です。
とはいえ、城下町の観光スポットから車で20〜30分ほどエリアを広げれば、ファミリーで楽しめる温泉施設は今もあります。また、郡上八幡の中心エリアには温泉ではないものの、お風呂にこだわった宿もあり、徒歩観光の拠点として十分に快適に泊まることができます。
この記事でわかること
郡上八幡観光と温泉を無理なく両立したいファミリー向けに『徒歩で城下町を楽しみ、温泉でゆっくりする』そんな旅の計画に、ぜひ参考にしてください。
郡上八幡の中心エリアに“温泉はない”

結論から言うと、郡上八幡の観光中心エリアには、徒歩圏内で利用できる温泉施設・温泉付き宿泊施設はありません。2024年までは「ホテル郡上八幡」が営業しており、城下町観光と温泉をセットで楽しめる貴重な宿として人気でしたが、現在は廃業しています。
そのため、郡上おどりや城下町散策の拠点となる中心エリア周辺では、「温泉に入れる宿」「日帰り温泉施設」という選択肢はなくなりました。ただし、車で来ている場合は話が変わります。郡上八幡から車で20〜30分ほどの大和エリアや白鳥エリアまで移動すれば、日帰り温泉や温泉付き宿泊施設が複数あります。
一方で、温泉ではないものの、城下町の徒歩観光エリアには“お風呂にこだわった宿泊施設”が点在しています。温泉がなくても、湯船や水、入浴環境に工夫があり、観光の疲れをしっかり癒せる宿も少なくありません。
次は、郡上八幡の中心エリアで泊まれる「お風呂にこだわったおすすめ宿」を3か所紹介します。
城下町に泊まりたい人へ|温泉ではないが“お風呂満足度が高い宿”
郡上八幡の城下町エリアには温泉はありませんが、徒歩観光を重視するなら、立地とお風呂の快適さを両立した宿を選ぶのがポイントです。ここでは、温泉ではないものの、水・湯船・入浴環境にこだわりがあり、観光後にしっかり休める宿を3か所ピックアップしました。
| 宿名 | お風呂の特徴 | 立地 | 子連れ適性 | こんな人におすすめ |
|---|---|---|---|---|
| 吉田屋 | 地下水を使ったやわらかい湯 大浴場あり | 城下町中心 | 〇 | 水質や落ち着いた入浴を重視 |
| 積翠園 | 客室風呂完備 露天風呂付き客室あり | 吉田川沿い | ◎ | プライベート感重視 |
| 中嶋屋 | 槙の木・石の湯船 木の香り | 徒歩観光圏 | ○ | 老舗の雰囲気と湯船重視 |
※いずれも温泉ではありませんが、城下町観光の拠点として利便性が高く、入浴満足度の高い宿です。
吉田屋|水と雰囲気にこだわる、城下町ど真ん中の宿

吉田屋は、城下町プラザから徒歩1分という郡上八幡観光の中心に位置する老舗旅館です。食べ歩きや城下町散策の拠点として使いやすく、徒歩観光を重視したい人に向いています。大浴場は温泉ではありませんが、地下約30メートルから汲み上げた城山地下水系の天然水を使用。
雨水が長い時間をかけて地層を通った水はやわらかく、肌当たりが良いと評判です。庭に面した「月見の湯」は、温泉宿のような落ち着いた雰囲気があり、旅の疲れを静かに癒せます。もう一つの浴場「星見の湯」は天窓から光が入る明るい造りで、清潔感のある空間。
派手さはないものの、水と空間にこだわった入浴体験ができる宿です。スタッフの丁寧な対応や食事の評価も高く、立地と居心地を重視する人に選ばれています。
積翠園|露天風呂付き客室もある、ワンランク上の滞在

積翠園は、郡上八幡の中心エリアから少し高台に位置する宿で、夜は静かに過ごせる環境が魅力です。館内はリニューアルされており、全体的に清潔感があるため、古さが気になる人でも利用しやすい雰囲気。
客室にはすべてお風呂が備え付けられており、露天風呂付きの部屋も用意されています。大浴場が中心の旅館とは違い、部屋で完結できる入浴スタイルなので、トイレトレーニング中の子どもがいる家庭や、周囲に気を遣わず入りたい人に向いています。
食事やスタッフの対応も評価が高く、落ち着いた滞在ができるのもポイント。最寄駅やバス停までの送迎サービスがあり、車がない場合でも利用しやすい宿です。お風呂の快適さとプライベート感を重視したい人、ちょっと贅沢に泊まりたい人に向いています。
ファミリー向けのサービスやお部屋の詳細についての記事はこちら↓
赤ちゃん連れでも安心!郡上八幡の子どもにやさしい宿『ホテル積翠園』
中嶋屋|槙の木の湯船で楽しむ、町家らしいお風呂

中嶋屋は、温泉ではないものの、湯船そのものに強いこだわりを持つ老舗宿です。館内には石風呂と槙(まき)の湯の2種類があり、いずれも部屋ごとに時間を決めて利用する貸切風呂。他の宿泊客と一緒になることがなく、家族で気兼ねなく入浴できます。
石風呂は重厚感のある造りで、木材を使った天井や壁が落ち着いた雰囲気。朝風呂で利用すると、より温泉に近い感覚を味わえます。一方、槙の湯は、古くから浴槽に使われてきた槙の木を用いた湯船で、木の香りとやわらかな肌触りが特徴です。
大浴場や客室風呂ではありませんが、「家族で温泉気分を楽しみたい」人には使い勝手の良い入浴スタイル。城下町観光のあと、ゆっくりお風呂の時間を取りたい人に向いています。
どの宿を選ぶ?お風呂重視で選ぶ早見ナビ
郡上八幡の中心エリアにある3つの宿は、それぞれ「お風呂の魅力」が異なります。重視したいポイントをまとめると
水質にこだわりたい人 → 吉田屋
地下水を使ったやさしい湯と、温泉宿のような落ち着いた雰囲気が魅力。城下町ど真ん中で、徒歩観光との相性も抜群です。
プライベート重視・客室風呂で気楽に入りたい人 → 積翠園
全室風呂付きで、露天風呂付き客室もあり。子ども連れや、周囲に気を遣わずゆっくり過ごしたい人に向いています。
湯船の素材や雰囲気を楽しみたい人 → 中嶋屋
石風呂と槙の木風呂を貸切で利用でき、家族で温泉気分を味わえます。入浴時間そのものを楽しみたい人におすすめです。
とくに小さな子ども連れの旅では、部屋や立地だけでなく、気兼ねなく入れるお風呂があるかも大切なポイントです。城下町を歩いて疲れた体をしっかり癒せるよう、家族構成や旅のペースに合った宿選びを意識しましょう。
【PR】
温泉は絶対外せない人へ|郡上八幡から近い温泉2選

郡上八幡の城下町周辺には温泉施設はありませんが、車で観光に来ているなら、温泉を諦める必要はありません。城下町観光の前後に少しだけ移動すれば、日帰りでもしっかり温泉を楽しめる施設があります。
目安となる移動時間は以下の通りです。
- 大和エリア:郡上八幡中心部から車で約15〜20分
- 白鳥エリア:郡上八幡中心部から車で約20〜25分
どちらも城下町観光と無理なく組み合わせやすく、地元でも定番の温泉エリアです。ここでは、郡上八幡観光と相性のいい温泉施設を2か所紹介します。
「湯遊び」がテーマの天然温泉|やまと温泉 やすらぎ館(車約20分)

やまと温泉 やすらぎ館は、道の駅「古今伝授の里やまと」に併設された温泉施設です。郡上八幡の城下町から車で約15〜20分ほどの距離で、観光の前後に立ち寄りやすい立地が魅力です。施設内には、ジェットバスや滑り台風の浴槽、塩サウナなど、遊び感覚で楽しめるお風呂がそろっており、温水プールのような感覚で入浴できます。
小さな子どもと一緒でも入りやすく、ファミリー利用にも向いています。敷地内には無料の足湯や食事処、物産販売エリアもあり、長時間の移動や観光で疲れた体をまとめてリフレッシュできるのもポイントです。
「本格的な温泉街」というより、観光+休憩+入浴を一度に済ませたい人向けの温泉施設といえます。
ゆっくり浸かりたいなら|美人の湯しろとり(車約30分)
美人の湯 しろとり(かみほの湯)は、郡上八幡中心部から車で約20〜25分の白鳥エリアにある、天然温泉をじっくり楽しめる温泉施設です。2021年にリニューアルされ、館内は明るく清潔感があり、古い温泉施設が苦手な人でも利用しやすい雰囲気になっています。
大浴場には、檜風呂や炭酸風呂、陶器風呂、岩風呂など種類豊富なお風呂がそろい、露天風呂では開放感のある入浴が楽しめます。やさしい温度設定のフィンランド式サウナもあり、温泉好きには満足度の高い施設です。
館内には食事処やカフェ、休憩スペースに加え、キッズエリアも完備。家族風呂も用意されているため、小さな子ども連れでも周囲を気にせず、ゆっくりと温泉時間を過ごせます。観光後にしっかり温泉で癒されたい人向けの、本格派温泉施設です。
徒歩観光+温泉を両立する|ファミリー向けモデルプラン
徒歩で城下町を巡りたい。でも、旅の締めくくりに温泉にも入りたい。郡上八幡観光では、この2つを同時に叶えるのが意外と難しいのが現実です。城下町エリアは徒歩観光向きですが、温泉は大和・白鳥エリアに点在しており、車移動が前提になります。
ここでは、『城下町観光を重視、ゆっくり観光したい人向けのプラン』と『温泉重視、ついでに城下町観光をしたい人向けのプラン』に分けて紹介します。
徒歩観光の王道|城下町に泊まる→観光→温泉→帰宅
城下町徒歩観光を最優先するなら、予定を詰め込みすぎて疲れないよう『城下町に1泊する』のが最も無理のないプランです。郡上八幡の城下町は徒歩で十分に楽しめる一方、温泉は車移動が前提になります。慣れない旅先でバタバタしなくてもいいように、時間に余裕があるプランを紹介します。
【1日目】午後に郡上八幡へ到着 → 城下町の宿にチェックイン

郡上八幡の旅館は、15時チェックインの宿が多いのが特徴です。移動を終えたら無理に観光を詰め込まず、まずは城下町中心部の宿へ向かいましょう。
チェックイン後は、
- 夕方の城下町を少し散策する
- 旅館でゆっくり過ごし、翌日に備える
どちらを選んでもOKです。徒歩観光がメインの旅では、初日は「休む選択」も立派なプランになります。
【夕食】宿で味わうか、城下町で食べるかを選ぶ
宿によって夕食スタイルが異なるため、旅の自由度も変わります。
- 吉田屋・積翠園
どちらも食事の評価が高く、郡上八幡らしい味を宿で楽しめます。移動せずに済むため、疲れを残したくない方に向いています。 - 中嶋屋
朝食のみ提供の宿のため、夕食は城下町の食事処へ。観光と食事をしっかり楽しみたい人には自由度が高くおすすめです。
夕飯にもおすすめ!郡上の味を楽しめる食事処↓
観光スポット徒歩圏内!郡上八幡の『郷土料理』&『鮎』を楽しむ店3選
郡上八幡で蕎麦と言えば?旧庁舎から徒歩圏内『蕎麦の名店3選』
夕食後は早めに休み、翌日に備えましょう。
【2日目午前】徒歩で城下町観光を満喫

翌日は、宿からそのまま徒歩で城下町観光へ。郡上八幡は、午前中の静かな時間帯が最も歩きやすく、写真も撮りやすいです。
- 城下町の町並み散策
- 食べ歩き
- 水路や小路めぐり
食べ歩きにおススメのお店はこちら↓
郡上八幡観光×甘味|満足度を高める甘味の食べ歩き7選
徒歩観光を終えたら、城下町エリアで昼食をとります。
【午後】車で大和・白鳥エリアへ移動 → 温泉でリラックス
昼食後は車で移動し、大和または白鳥エリアの温泉へ。城下町からはおおよそ20〜25分前後で到着します。
午前中にしっかり歩いたあと、
- 広い湯船
- 露天風呂
- 休憩スペース
で体を癒せば、旅の満足度は一気に上がります。温泉でゆっくり過ごしたあと、そのまま帰路につく流れです。
このプランが向いている人
「観光」と「温泉」を欲張らず、順番を工夫することで両立できるのが、この王道プランです。
【PR】
温泉重視派向け|観光後に温泉エリアへ移動する日帰り強行プラン
「温泉が目的」で郡上方面に来るなら、郡上八幡観光は“ついで”として組み込むのが正解です。徒歩観光と温泉を同時に完璧にこなすのは難しいですが、車移動を前提にすれば、日帰りでも十分に両立できます。
【午前】先に郡上八幡へ立ち寄り、城下町を短時間観光
午前中の早い時間帯に郡上八幡へ到着し、城下町を2〜3時間ほどコンパクトに観光します。短時間の駐車なら、時間制の旧庁舎記念館駐車場がおすすめです。早い時間帯なら空いている確率も高く、観光スポットを巡るのにもアクセスが良い場所です。
その他観光におススメの駐車場はこちら↓
郡上観光で迷わない『駐車場マップ&料金比較』
あくまで本命は温泉。無理に沢山巡るのではなく、城下町の雰囲気を味わうくらいのつもりで散策すると良き。
【昼】城下町で昼食 → 早めに切り上げて移動
昼食は城下町エリアで済ませ、13時前後を目安に出発します。午後の混雑を避けることで、その後の温泉時間をしっかり確保できます。郡上八幡の食事処は11時開店のお店が多いです。蕎麦や郷土料理のお店は開店後すぐに混雑する場所もあり、開店直後を狙って入るのがおすすめ。
【午後】大和・白鳥エリアへ移動 → 温泉をメインで満喫
郡上八幡から車で
- 大和エリア:約15〜20分
- 白鳥エリア:約20〜25分
移動後は、温泉を旅の主役としてゆっくり過ごします。上記で紹介した『やまと温泉』と『美人の湯しろとり』は食事処も併設している施設です。帰宅前に夕飯も済ませて置けば、道中ほかの場所に立ち寄る負担もありません。
「観光+温泉」を1日に詰め込む分、ここでは時間を気にせずリラックスするのがポイントです。
このプランが向いている人
郡上八幡観光を主役にしないからこそ、温泉を妥協せずに楽しめるのが、この日帰り強行プランです。
郡上八幡×徒歩観光|城下町で立ち寄りたいおすすめスポット
郡上八幡の城下町は、歩いてこそ魅力が伝わるエリアです。清らかな水と山に囲まれた土地ならではの食、昔ながらの町並み、雨の日でも楽しめる体験スポットまで、徒歩圏内に見どころが集まっています。
ここでは、城下町観光の途中で立ち寄りやすいスポットを、目的別にピックアップします。
郡上ならではの味を楽しむ|蕎麦・郷土料理
郡上八幡では、きれいな水と自然豊かな山で育った山の幸を生かした料理が楽しめます。名物の蕎麦をはじめ、冬にはイノシシ肉を使った鍋料理など、土地の背景が感じられる食文化も観光の大きな魅力です。
観光の合間にしっかり食事をとりたい人におススメの店舗はこちら↓
観光スポット徒歩圏内!郡上八幡の『郷土料理』&『鮎』を楽しむ店3選
郡上八幡で蕎麦と言えば?旧庁舎から徒歩圏内『蕎麦の名店3選』
和スイーツ片手に町歩き|食べ歩き・甘味処
抹茶や団子、和菓子など、城下町の雰囲気に合う和スイーツも充実しています。甘味を片手に町を歩けば、まるでタイムスリップしたような感覚に。また、徒歩観光で少し疲れたときに、店内でひと休みできる甘味処があるのも郡上八幡のいいところです。
- 軽く歩きながら楽しみたい人 → 食べ歩き
- 休憩を兼ねたい人 → 甘味処
と使い分けると、無理なく観光できます。
郡上八幡観光×甘味|満足度を高める甘味の食べ歩き7選
郡上八幡『スイーツ3選』徒歩圏内の写真映えするカフェ比較
雨の日でも楽しめる|食品サンプル工房

「せっかく来たのに雨だった…」そんな時でも楽しめるのが、郡上八幡名物の食品サンプル工房です。屋内で体験でき、子どもから大人まで楽しめるため、天候に左右されにくい観光スポットとして重宝します。
夏限定の特別体験|郡上おどり

夏の郡上八幡を語るうえで外せないのが郡上おどり。この時期に合わせて観光すれば、城下町の空気が一変し、一気に「郡上八幡らしさ」を体感できます。日程や踊りの時間帯を把握したうえで計画を立てると、徒歩観光との相性も抜群です。
会場マップ付き!2026郡上おどり・徹夜おどりの日程&会場一覧
郡上八幡の夏観光|郡上おどり開催日におすすめの1泊2日プラン
城下町観光と温泉、どちらもあきらめない選び方
郡上八幡の観光中心エリアには、現在温泉施設はありません。しかしそれは、郡上八幡の魅力が欠けているという意味ではありません。城下町には、徒歩で巡れる風情ある町並み、郡上ならではの食、そして温泉ではないものの、お風呂にこだわった満足度の高い宿があります。
一方で、「温泉が旅の主役」という人も、少し視野を広げれば選択肢はあります。車で20〜30分移動すれば、大和・白鳥エリアに本格的な温泉施設があり、城下町観光と温泉を無理なく組み合わせることも可能です。
大切なのは、
どこに重きを置くかを決めること。拠点を城下町に置くのか、温泉エリアに置くのかで巡り方は変わりますが、どちらを選んでも、郡上八幡らしい旅はきちんと成立します。自分たちの旅のスタイルに合った選び方で、城下町観光も、旅の疲れを癒すお風呂時間も、どちらも楽しんでください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




