郡上おどりは、参加登録も予約もいりません。服装の決まりもなし。会場に行って、音が聞こえてきたら、そのまま輪に入ってOK。気づいたら体が自然に動いている、そんな自由なおどりのお祭りです。
郡上おどりは、毎年7月から9月初めまで、約30日間にわたって開催される夏の風物詩。しかも2026年の日程は、すでに公式サイトで発表されています。(郡上八幡公式「日程PDF」はこちら)
半年以上前から日程が決まるほど、毎年多くの人が楽しみにしているお祭りです。
この記事でわかること
なお、2026年の日程や会場をマップ付きで確認したい方は、別記事で詳しくまとめています。
会場マップ付き!2026郡上おどり・徹夜おどりの日程&会場一覧
※2026年1月9日~記事の内容を随時更新しています。
『夏の風物詩』郡上おどりは日本三大盆踊りの一つ

郡上おどりって聞くと「徹夜で踊るやつ?」と思う人も多いですが、それはお盆期間の4日間だけ行われる「徹夜おどり」。郡上おどりは7月〜9月にかけて約30夜行われるロングイベントで、日本三大盆踊りのひとつです。
参加は自由で予約不要。踊りを覚えていなくても、見よう見まねで誰でも輪に入れる、初心者でも参加しやすいお祭りです。
初めてでも迷わない!郡上おどり現地での流れ
郡上おどりは、初参加の人ほど戸惑いやすい「ルール」がほとんどありません。事前準備が必要なお祭りではなく、思い立ったらそのまま参加できるのが大きな特徴です。
郡上八幡に着いたら『駐車場』を探す

車で郡上八幡へ向かう場合、駐車場選びは事前に考えておきたい重要ポイントです。まず押さえておきたいのは、「郡上おどり」と「徹夜おどり」では、駐車場事情が大きく異なるという点です。
徹夜おどり(お盆の4日間)の場合
徹夜おどり期間中は、会場周辺に臨時駐車場が設けられ、交通規制も実施されます。この期間については、公式サイトでも毎年、駐車場・交通規制の情報が詳しく案内されます。
▼徹夜おどり臨時駐車場情報
徹夜おどり【駐車場】郡上市内の臨時駐車場やパーキング、シャトルバスまとめ
※2026年分は公式情報が公開され次第、当サイトでも最新情報に更新します。
通常の郡上おどり(それ以外の日)の場合
一方で、郡上おどり開催日は「おどり専用の臨時駐車場」は原則ありません。2025年は参加者増加を受けて、お盆前の3連休のみ「八幡小学校グラウンド」が臨時駐車場として開放されましたが、これはあくまで試験的な対応でした。
2026年については、現時点では公式な発表はなく未定です。そのため、基本的には観光客向けに常設されている駐車場を利用する前提で計画すると考えておくのが安全です。
▼観光でも利用できる郡上八幡の駐車場まとめ
郡上観光で迷わない『駐車場マップ&料金比較』
※電車・バスなど公共交通機関で向かう場合は、こちらの記事を参考にしてください。
岐阜駅から郡上へ!『徹夜踊り』バス&電車でのアクセス方法
高山方面から郡上へ!『徹夜踊り』バス・電車でのアクセス方法
‟その日”の会場に向かう
郡上おどりの会場は日によって異なります。事前に当日の会場を確認し、近くまで向かいましょう。当日の会場に近づくにつれて、お囃子の音が聞こえ、やがて櫓(やぐら)と、それを囲む踊りの輪が見えてきます。
※2026年の開催日・会場「マップ付き記事」はこちら。
手荷物はできるだけ少なめに
踊りに参加する際、手荷物は意外と邪魔になります。貴重品は肌身離さず、それ以外は最小限にしておくのがおすすめです。郡上おどり期間中、会場内に手荷物預かり所はありませんが、会場周辺には以下の施設にコインロッカーがあります。
- 城下町プラザ
- 旧庁舎記念館
- まちなみ交流館
いずれも終日利用可能ですが、ロッカー数は多くありません。利用を考えている場合は、早めに確保しておくと安心です。
郡上おどりに『受付なし!』自由に踊りに加わる
予約・事前登録は一切不要です。チケットや受付もなく、会場に行って音が聞こえてきたら、そのまま輪に入ってOK。途中参加・途中退出も自由なので、観光のついでに立ち寄ることもできます。
参加方法はとてもシンプル。踊りの輪を見つけたら、しれっと空いているところに入り、前後の人の動きを真似するだけ。流れに身を任せて手足を動かしているうちに、いつの間にか自然と踊れるようになります。
踊りは、櫓を中心に円になって進み、混雑する日はその円が道路に沿って長く伸びていきます。
円の先(折り返し地点)には「郡上おどり」の看板が立っているので、そこでUターンしながら、ぐるぐると回るのが基本の流れです。
抜けたいときも同じです。特別な合図や声かけは不要で、タイミングを見て輪から離れればOK。自分のペースで、自由に出入りできるのが郡上おどりの大きな魅力です。
郡上おどりの服装は?浴衣や下駄の決まり無し!
郡上おどりには、服装の決まりはありません。浴衣で参加する人も多いですが、私服でもまったく問題なく楽しめます。お祭りの雰囲気をしっかり味わいたいなら、せっかくなので浴衣で参加するのもおすすめ。郡上八幡には浴衣をレンタルできるお店もあり、手ぶらで立ち寄って参加することもできます。
履き物も同じ考え方で、下駄は必須ではありません。慣れていないと足を痛めてしまうこともありますし、何より「楽しむこと」が一番大切。初めての方や長時間参加する場合は、歩きやすいスニーカーで十分です。
郡上には音や素材にこだわった下駄を扱うお店もあります。お土産や旅の記念に、自分だけの下駄を選んでから踊りに参加する、という楽しみ方も郡上ならではです。気になる方はこちら
→郡上の踊り下駄は『郡上木履』が最強?選ぶ理由5選
おどりはその場の雰囲気で。見よう見まねで大丈夫!
郡上おどりの会場には、たくさんの人が集まります。周りの人の動きを見ながら、それっぽく体を動かしていれば大丈夫。多少間違えても、気にする人はいません。
郡上おどりには全部で10曲ありますが、どの踊りも動きはシンプル。曲ごとにテンポや雰囲気は違いますが、何度か踊っているうちに、自然と体が覚えていきます。最初から輪に入るのが不安な場合は、まずは見学からでOK。「いけそうだな」と感じたタイミングで、そっと輪に入れば十分です。
実際の会場では、踊っていないほうが少数派に感じるくらい、みんな自然に体を動かしています。
構えすぎず、その場の空気に身を任せる。それが、郡上おどりを一番楽しめる参加の仕方です。
郡上おどりを楽しむための注意点

特に徹夜おどり期間中は、通常の郡上おどりとは比べものにならないほど人出が増えます。混雑するからこそ、事前に知っておきたいポイントをまとめました。
大人数で参加する場合は集合場所を決めておく
徹夜おどり期間中は、会場周辺を多くの人が行き交います。友人同士や家族など複数人で参加する場合、はぐれてしまう可能性も高めです。
- 会場周辺であらかじめ集合場所を決めておく
- 「◯時に◯◯の前」など、時間と場所を具体的に決める
といった対策をしておくと安心です。特にスマートフォンがつながりにくくなる時間帯もあるため、事前の取り決めが重要です。
水分補給と休憩はこまめに
夏の夜とはいえ、徹夜おどり期間中の会場は人の熱気でかなり暑くなります。徹夜おどりの際は屋台も出ますが、踊りに夢中になると水分補給を忘れがちです。
- こまめに水分をとる
- 疲れたら無理せず輪から外れて休憩する
「休みながら参加する」ことも、郡上おどりの楽しみ方のひとつです。
写真や動画は邪魔にならないように配慮して撮影
郡上おどりでは、写真や動画の撮影自体は特に禁止されていません。ただし、踊りの妨げにならないよう、撮影する場所やタイミングには配慮が必要です。
トラブルを避けるためにも、
- 踊りの輪の外側
- 通路や端のスペース
といった場所から撮影するのが無難です。
踊っている人の進行を妨げたり、至近距離でカメラを向ける行為は控えましょう。また、SNSに投稿する場合は、周囲の人が写り込んでいないかにも気を配りたいところです。節度を守りながら、その夜だけの空気や熱気を、思い出として写真に残す。お祭りの雰囲気を楽しむ場であることを意識した行動が大切です。
子どもと一緒に参加する場合の注意点
岐阜県の青少年健全育成条例では、原則として午後11時から翌朝4時まで、正当な理由なく青少年を深夜に外出させないよう、保護者に努力義務が定められています。これは郡上おどり(徹夜おどり)も例外ではありません。
公式に特別措置が明記されているわけではないため、特に16歳未満の子どもと一緒に参加する場合は、
- 早い時間帯の郡上おどりを楽しむ
- 徹夜おどりでも無理をせず、早めに切り上げる
といった判断がおすすめです。安全面・体力面を優先して、無理のない参加計画を立てましょう。
郡上おどりは『雨天決行』中止の場合はどこで確認?
郡上おどり、特に徹夜おどりは基本的に雨天決行です。多少の雨で中止になることは少なく、実際に合羽を着て踊る人の姿も珍しくありません。ただし、台風・豪雨などで警報が発令され、安全が確保できないと判断された場合は、中止または内容変更となることがあります。
そのため重要なのが、当日の最新情報をどこで確認するかです。信頼できる情報源は以下になります。
- 郡上八幡観光協会 公式サイト
- TABITABI郡上(郡上おどり情報ページ)
- 郡上おどり運営委員会の公式SNS(X・Facebook)
- 郡上市観光課・観光連盟
- 現地の観光案内所や町中の掲示板
特にSNSはリアルタイム更新されやすいため、出発前・現地到着時の両方で確認するのがおすすめです。
参考までに、2025年の郡上おどりでは8月11日に大雨警報が発表され、中止となりました。当日は、警報発令前の段階で公式Facebookにて「この先、大雨警報等が発表された場合は中止とする」旨の事前告知があり、その後、実際に警報が発表されたタイミングで公式XとFacebookにて正式に中止が決定・発表されています。
この時の実際の投稿と発表の流れをまとめた記事はこちら
このように、郡上おどりでは事前に中止の可能性が示されることはあるものの、最終判断は当日の天候や交通状況を踏まえて直前に行われるケースが多いです。そのため、参加予定の日は公式SNSを中心に最新情報をこまめに確認することが重要です。
2026年『郡上おどり』開催期間は7月11日~9月5日
2026年の郡上おどりの開催日程は、1月の時点ですでに公式発表されています。今年も例年通り、7月11日(土)~9月5日(土)までの約2か月間で、全30夜開催される予定です。このうち、夜通し踊り続けることで知られる徹夜おどりは、8月13日(木)~16日(日)の4日間に行われます。
各日の詳しい開催日・会場・徹夜おどりの日程については、マップ付きで別記事にまとめています。初めて参加する方は、事前に場所や日程を確認しておくと安心です。
会場マップ付き!2026郡上おどり・徹夜おどりの日程&会場一覧
特別行事やコンクール開催日には注意
郡上おどりは、基本的には毎回ほぼ同じ時間帯で進行します。ただし、踊りコンクールや特別行事が行われる日は、スケジュールが一部変更されることがあります。例えば、踊りコンクール開催日は、一般参加の踊りはコンクール終了後(20時30分ごろ)から開始となるのが通例です。
その分、通常日よりも踊れる時間が短くなる点には注意が必要です。「できるだけ長く踊りたい」「初参加なので落ち着いた雰囲気の日がいい」という方は、コンクールが設定されていない日程を選ぶと安心です。
初参加なら、どの日に行くのがおすすめ?
がっつり踊りたい、熱気を全身で味わいたい。そんな人には、徹夜おどりの4日間がおすすめです。一方で、郡上観光を楽しみながら、せっかくなら踊りも体験してみたい。初めてだからまずは様子を見たい、という人は、徹夜おどり以外の日に参加する方が、比較的ゆったり楽しめます。
ネットで見かける大規模な交通規制や臨時駐車場、屋台、休憩所の情報は、徹夜おどり期間限定のものも多いため、その点も注意が必要です。通常日の郡上おどりで雰囲気を味わい、「もっと踊りたい」と感じたら、翌年に徹夜おどりへ。そんな楽しみ方もできます。
郡上おどりには“本気で踊る人たち”がいる
踊り会場には、郡上おどりへの“踊り愛”を全身で表現している人たちもいます。そんな踊り好きの人に向けた特別な呼び名や、少し変わった出席カード、さらに踊りへの情熱と技が認められた人に贈られる賞状についてまとめました。
おどり好きをたたえる呼び名『おどり助平(すけべえ)』とは?
郡上おどり・徹夜おどりは、本気の人だけのものではありません。踊りが好きで連日参加する人は、「おどり助平(すけべえ)」と呼ばれることがあります。「助平」と聞くと少し驚くかもしれませんが、これは悪い意味ではなく、ほぼ毎晩のように踊りに通う人を、親しみを込めてたたえる呼び名です。
年によっては、夏休みのラジオ体操カードのような「おどり助平カード」が用意され、
参加した夜ごとにスタンプを集める人もいます。
※2024年には実施されていましたが、公式サイトなどで毎年案内されるものではありません。その年に実施されているかどうかは未定のため、気になる方は郡上おどりの会場に設置される本部テントで確認してみてください。
踊りが上手いと認められるともらえる『免許状』とは?
郡上おどりには、踊りの上達が認められた人に授与される「免許状(賞状)」という制度もあります。これを目標に、毎年練習を重ねて本気で踊りに参加する人も少なくありません。一方で、観光客や初心者でも、条件がそろえば授与される可能性があるのも特徴です。
郡上おどりが上手いと認められると賞状が貰える!?『免許状』について、気になる方はこちらの記事も併せてどうぞ。
【観光客でももらえる?郡上おどりで「賞状」がもらえる㊙︎テク&合格者口コミ】
初心者も、ベテランも、観光客も地元の人も。来る者は拒まず、去る者は追わず。同じ輪の中で、自由に踊れる。それこそが、郡上おどり最大の魅力です。
初めてでも、何度目でも楽しめる郡上おどり

郡上おどりは、参加登録も予約も不要。服装や経験に縛られず、会場に行けば誰でも輪に入って踊れるお祭りです。初めて参加する人は、まずは通常日の郡上おどりで雰囲気を味わう。もっと踊りたくなったら、お盆の4日間だけ行われる「徹夜おどり」に挑戦する。そんなふうに、自分のペースで楽しみ方を選べるのも、郡上おどりの魅力です。
連日通う踊り好きも、旅の途中でふらっと参加する人も。初心者もベテランも、地元の人も観光客も。来る者は拒まず、去る者は追わず。同じ輪の中で、自由に踊り、同じ時間を共有します。初めての一歩も、何度目かの夏も。その夜だけの特別な空気を、ぜひ郡上おどりで味わってみてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。




